大阪・関西万博EXPO2025 21回目(予約なし13時~)
大阪・関西万博で絶対に行っておきたい超人気のパビリオンといえば、ハイあれですアレ。
開幕当初から他のパビリオンよりも注目度が高かった【イタリア館】です。
並べば何とか入れる!だから後回しでいいや、と言っているうちに終幕が近くなり、慌ててイタリア館を体験しにいく事にしました。
※ネタバレ多数あります!が、もう行ける気がしない…トホホ、という人は行った気分になって見てみてください。
パビリオン体験90【イタリア館】
会期終了に近づくにつれて、待ち時間がアホほと長くなっていくイタリア館。
10月とか4、5時間待つなんて当たり前だろうなぁ…まだ9月上旬で良かった~と思いながら、イタリア館の並び列最後尾につきます。
イタリア館は、大屋根リングの下に並ばせてくれるので、直射日光を避けられるのが良いですね。
ただ、横から差し込む日光は避けられません!日中に並ぶ人は日傘が必須です。
うろ覚えではありますが、だいたい上のマップの赤線のような感じで並んでいました。
3分の2くらい進んでこんな感じです。
13時過ぎから並び始めて、この空の明るさですよ…。
時計を見ると無情にも4時間半ほどが過ぎ去っていました。
イタリア館の建物から大屋根リングに向かって、何本ものロープが繋げられていました。
緑、白、赤とトリコローレになっているのがステキ♪
イタリア館の入口に近づくにつれて、このサンエルモもがっつりと観ることができます。
この像を見ると『hideのHIDE YOUR FACEのアルバムジャケット』が頭に浮かぶのは自分だけでしょうか?
並び始めてから6時間が経ち、やっと入口近くまでやってきました!
あと30分くらいかなぁ…。
今の時期で6時間超えとか、10月入ったら10時間以上並ぶことになるんじゃないの?と、ちょっぴり震えそうになりました。(まだマシな時期に並んでよかった~)
結局、トータルで6時間40分並んだ後に、やっとこさイタリア館に入れました。
イタリア館に入ると、左に進んでいくことになるのですが、スタンプを押したい人は順路とは逆の右方向に進んでください。
(スタッフさんが「スタンプは右ぃぃぃ!」って大声で言ってくれているので、それに従いましょう。)
自転車ロードレースのトロフィー?自転車とかもたくさん展示されていました。
展示物をひととおり観終わったら、ホールのようなエリアに誘導されます。
みんなで座って静かに映像を観ます。
イタリアってこんな国だよ!という映像が5分くらい流れ、さて次のフロアに移動かな?と席を立とうとしたら、なんと!この映像パネルがゆっくり開き、向こう側には展示コーナーが広がっていました!!!
もともと一つのエリアだった!という事ですね。
なかなかのカッコいい演出に、口々に「お~~~!」と声が漏れていました。
オリンピックの聖火トーチ!今年の冬季オリンピック(ミラノ)で使われる本物がコレです。
なんとも美しいフォルムであります。
ウンベルト・ボッチョーニ という人の作品。
Unique forms of continuity
【空間における連続性の唯一の形態】だそうです。
イタリア発行の20セントユーロ硬貨の裏面に書かれている、とWikipediaが言っています(笑)
うーん、芸術は奥が深い!(ぜんぜんわからん)
なんかよく分かりませんでしたが、アークリアクター(アイアンマンより)のような物がありました。
説明がね、英語とイタリア語だから全然意味がわかりまてん。
おお!コレはテレビか雑誌か何かで観たことがある!!
ミケランジェロの【キリストの復活】という大理石の石像ですね。
1514年~1516年頃の作品らしいですが、まさか生で観られるとは思いもしませんでした!
でました!イタリア館の目玉展示の一つ、ファルネーゼの【アトラス像】
この力強い肉体の美しさを、彫刻で表現するなんて、昔の人は凄いなぁ~と感心しました。
顔が見える方向からパシャリ。
髪や髭などの細かい部分も美しく表現しているのは凄すぎる…。
普通ならナポリでしか観ることができない貴重な作品を、こんなにも間近で360度観ることができるのは幸せすぎます。
オリアーナ・ペルシコさんという、アーティスト兼科学者さんの作品、とイタリア館の公式サイトでは説明されていました。
肺と楽器の中間の有機体をイメージしていて、手前の青い袋のようなものが肺、平べったい物体が楽器のイメージですね。
このオブジェクトは気象観測所のデータを収集し、その内容に応じて動いたり音が鳴ったりします。
空気がキレイな時は穏やかな動作と音で、大気汚染が進むと動きが速くなり音もうるさくなる、と環境状態を視覚的に感じられる展示でした。
伊藤マンショの肖像画の横に、シグネチャーパビリオン「いのちの未来」のテーマとなっていたアンドロイドが伊藤マンショバージョンで展示されていました!
アンドロイドばかりに目がいって、肝心の肖像画の写真を撮り忘れる…という痛恨のミステイク。
カラヴァッジョ作のキリストの埋葬が展示されていました。
こんな貴重な作品を至近距離で観られるなんて!万博よありがとう!!
このブース、薄暗くなっていて邪悪な感じの音楽が流れていて、雰囲気抜群でしたっ!
ピエトロ・ペルジーノの「正義の旗」が展示されていました。
イタリア国外では初の披露ということで、このブースも人だかりがわんさか!
光が反射してキレイに写真におさめる事ができませんでしたが、実物の存在感はものすごかったです。
いくつかの有名な美術品を観おわったら、次はイタリアのデザイン雑貨(?)が、たくさん並んだコーナーをぐるーっと歩いていきます。
以下、そのインテリア類の写真をドバーっと貼り付けていきます。
なんでタイヤやねん!と一瞬思いましたが、説明を読んでみるとなかなかの技術が採用されているようで、なるほど凄いなぁ~!と感じました。
スタイリッシュなインテリアなどを鑑賞する順路の途中に、このレオナルドダヴィンチの手稿が2枚置かれていました。
ガラスケースに厳重に保管されていて、その傍らには警備員さんが「立ち止まらないでくださーい!」とスムーズに流れるよう誘導していました。
写真を撮ろうにも立ち止まってはいけないので、このブレ様(汗)
でも一瞬でも貴重なものを間近で観られたので、最高な気分になれました!
展示物をひととおり観たら、長い階段をてくてくと登っていきます。
イタリア館の屋上に出ました。
目の前のプレハブのような屋根がちょっと無骨すぎますが、奥に見える各パビリオンのネオンたちは凄くキレイです。
屋上にはレストランがありました。
ここに行くためには、1Fにあるパビリオン観覧列とは別のレストラン列に並ばないといけません。
本場イタリアのジェラートが抜群に美味しいらしいです。(万博仲間、曰く)
屋上のお庭をテクテクと歩いていきます。
くねくねした道で迷路みたいで楽しかった(笑)
お庭のバルコニーみたいになっている場所には、マスコットキャラがいくつか設置されていました。
イタリアちゃん、という名前らしいです。
・・・シンプルで覚えやすくてイイと思いますっ!(ちょっと言いにくくはありますが)
こんな子も立っていました。王冠持って王冠被ってる!可愛い~、と思ってよく見たら頭の後ろに木が見えるだけでした(笑)
アルトゥーロ・フェラーリン君が立っていました!
ローマ・東京間を飛行したパイロットとして有名ですね。
彼のフェラーリンも日本上空を飛行したときは富士山を見たのでしょうか、目の中に富士山が描かれています。
鉄?アルミ?何か鉄製のお花みたいなアートも点在しています。
夜に観たから色味がちょっと分かりづらかったですが、日中の明るい時に観るとまた違った印象を受けるのかもしれません。
ズームで撮影したのでかなーり解像度粗めですが、イタリア館の屋上ガーデンから観る、雲と月がとても幻想的でステキでした。
屋上ガーデンから館内に戻ると、お土産屋さんエリアがありました。
イタリアちゃん推し感が半端ない!
色んなグッズが置いていました!どれも実用性の高いものばかりで、思わず手に取ってみたり。
特にマグカップがシンプルなデザインで気に入りました♪(買ってないけど)笑
スパークリングワインも並んでいました。
ワインは全く飲まないのだけど、7,700円はどうなんだろう?価格的に。
それなりに有名なブランドのワインなら、この値段は安いんでしょうね。
レジをちょっと回り込んだ奥の方に、アクセサリが沢山置いてあるコーナーがありました。
38,500円~137,500円と価格帯の幅は広めですが、本場イタリアのアクセサリなら、かなり良心的な価格設定だったり?(しますか?※アクセサリつけないから分からない笑)
大阪・関西万博21回目の感想
並べば入れる、だから後回しでも大丈夫!と取っておいたイタリア館に、やっと入ることができました♪
脅威の6時間30分待ちでしたが、イタリア館を実際に観てみると、もう一回並んで入ってもいいくらいの見ごたえ!!
日本ではお目にかかれない超貴重な美術品を目の前で観られるのは、一生の中でココしかないでしょう!(自分の中では)
並び時間が長かったので、イタリア館のみのレビューとなりましたが、非常に濃い内容となったと思います。
第21回目で体験したパビリオン
イタリア館
美術品が好きなら何時間並んでも観る価値あり!