大阪・関西万博EXPO2025パビリオン体験レポート第6回

大阪・関西万博EXPO2025 6回目(パソナ館のみ予約&17時半~)

ずっと気になっていたPASONA館が7日前抽選で当選!
人工心臓ってどんなだろう?と、行きの地下鉄でずーっとワクワクしていました。
パソナ館以外にも可能な限り回ってきたので、今回もレポートしていきます。

※ネタバレあり!注意しながら見てね。

パビリオン体験30【夜の地球 Earth at Night 館】

大屋根リング内は基本的に海外パビリオン(シグネチャーパビリオンを除き)が建ち並んでいるのですが、ここだけ変に日本語で異色感が半端ない…。
夜の地球01
歓迎、大漁の旗がたくさんぶら下がっている…。世界観がいまひとつ掴めないけどひとまず中に入ってみましょうか。

夜の地球02
薄暗い館内の真ん中にドドーンと漆黒の地球儀が登場!
この黒色、ホントに深い黒。漆黒だなぁ~と思いながらいろいろ見ていてら、輪島漆の地球儀なんですって!漆黒とはまさにこの事ですね。

なんでココだけ日本の展示なんですか?とスタッフに聞いてみると、どうやら元々は参加予定だったイランのパビリオンだったけど参加取り止めになって、輪島漆の展示をすることになった。と教えてくれました。
なるほど、だからココだけ雰囲気違うんだ。納得!

夜の地球03
輪島漆で表現した北京。金色がネオンのように見えてまるで夜の街のようです。

夜の地球04
ニューヨークの街を表した輪島漆も展示されていました。う~ん、キレイです。

夜の地球05
眠らない街、東京。も、漆化!
この他にも輪島、石川の特産品や伝統工芸品などの展示がたくさんありました。

パビリオン体験31【タイ館】

漆黒の夜を堪能した足ですぐそばにあったタイ館に入ることにしました。
タイ01
15分くらいの並びで入ることができたので、かなりラッキーでした。
並んでいる間も、木彫りの巨大なゾウさん(写真左奥)や、ステージでダンスライブショーが始まったり、と退屈しなかったのも◎


まずは皆で仲良くタイパビリオンの紹介映像をみます。
スクリーンが凸型になっているのが何だか新鮮でよかったです。

タイ03
タイってこんなものがあるんだよ~、こんな事やってるんだよ~、のコーナー。
へぇ~、色々やってるんだなぁ、と感心しました。

タイ04
日本のタイ料理でもおなじみだとは思いますが、タイは食べ物のバリエーションも多く、今回の万博でもその事を前面に押し出してきています。

タイ05
食品サンプルがかなり精巧な出来なので、見ているとお腹が空いてきますね…。
どれも美味しそう!

タイ06
未来の食品なんかもずらーーーっとサンプルが並んでいました。
飽くなき食への探求心!

タイ07
一日三回、タイマッサージ体験があるようで、数名のお客さんが気持ちよさそうな顔をしながらマッサージを受けていました。
予約制のようですね。一体どこから予約すればいいのだろう…。

タイ08
お土産もの売り場が併設されています。
タイと言えば香り!アロマやお香などがたくさん並んでいました。

タイ09
アジアン雑貨もたくさん置かれています。
シルクのハンカチ肌触りよさそう~!欲しい!!でも値札を見た瞬間真顔になって欲望も消え失せました。

パビリオン体験32【サウジアラビア王国館】

タイ館の2個隣にあるサウジアラビア館は、いつ見ても長蛇の列(大屋根リング下の通路をいつも半分くらい浸食している)なのですが、今日は30人くらいしか並んでいなかったので、速攻で並びに行きました。
サウジアラビア王国01
パビリオン入口とは別にレストランの列もあるので、並ぶ時は要注意!

サウジアラビア王国02
建物の感じが他のパビリオンとは違い迷宮のようで特徴的です。
地上から空を見上げると、これがサウジアラビアの空なのか、と錯覚するほど雰囲気に没入できます。

サウジアラビア王国03
サウジアラビア王国パビリオンは外観もさることながら、内観もオシャレなデザインになっています。
ステンドグラス?何だろう?と近づいてみると。

サウジアラビア王国04
商品パッケージデザイン並べてるんかいっ!と。ここまでくるともうセンスの塊でしかない。

サウジアラビア王国05
タイムトラベラーの楽譜ですって!チョイスするワードまでオシャレですなぁ~。

サウジアラビア王国06
順路を進んでいてふと上を見るとオシャレな照明が。
棒状のLEDを吊るしただけなのに、なぜこんなにオシャレを感じるのでしょうか。不思議!

サウジアラビア王国07
キーボードやオーディオインターフェースが設置されているブースを発見!
ライブショーとかやってる時間帯あるのかな?あるなら是非聴いてみたい。

サウジアラビア王国08
サウジアラビア王国の文化について勉強するコーナーもたくさんあります。

サウジアラビア王国09
大画面の映像で勉強したり、手元のディスプレイで詳細を読んだりできます。

サウジアラビア王国10
3Dプリンタでサンゴを製造する技術が展示されていて、実際に造られたサンゴたちが壁に並んでいました。
サンゴ礁に移殖をしてサンゴが減ってしまうのを食い止める研究だとか。
確かに完全人工サンゴではなく、自然界の生物に対して生きやすく増えやすくするお手伝いができると人間も捨てたもんじゃないな、と自然生物から思ってもらえるかもしれませんね。

サウジアラビア王国11
物販コーナーもちょこっとありました。
色々と置いていましたが、コレといって欲しくなるようなものは無く、サクッとスルー。

サウジアラビア王国12
出口手前あたりでコーヒーを試せるコーナーがあり、興味はあるもののこの列に並ぶのは時間が勿体ない…という事でココもスルーしました。

パビリオン体験33【インドネシア館】

サウジアラビア王国館の隣のオーストラリア館に興味があり入ってみたかったのですが、入場規制(人が多すぎて)がかかっていたため、その隣のインドネシア館に並ぶことにしました。
インドネシア01
結構たくさんの人が並んでるなぁ…と思いましたが、一回の入場人数が割と多めなので、10分待ちくらいで入ることができました。

インドネシア02
入口に飾られているマスクたちが何だか不気味!インドネシアっぽい!(謎)

インドネシア03
自然たっぷり!ジャングルのような道をズンズンと進んでいきます。

インドネシア04
所どころにインドネシアに生息する動物オブジェなどが展示されています。

インドネシア05
滝が流れていたり、本格的なつくりになっていますね。

インドネシア06
円形の映像コーナーでは自然の豊かさを全身で受け止めることができます。

インドネシア07
パビリオンの通路壁面には、このような武器・神器などがたくさん飾られています。
個人的にこのような武器などの展示が大好きなので、全部写真に撮ってスマホに保存しておきたかったのですが、何十個と飾られていたため全てを写真に収めるのは断念…。

インドネシア08
街の模型(結構大きい)が、ドーーン!と置いてある部屋もあります。
正面の画面に何が書かれているか分からないので、おーーーーすごーい…くらいの感動で次へ進みました。

インドネシア09
次の部屋にはたくさんの織物と個性的なオブジェ、それと座って休憩できる場所がありました。
この織物は自由に触っていいです~、でもわたしは日本語はなせないです~、とインドネシア人のスタッフさんが言っていました。(いま喋ってるのん何語よっ?と突っ込み待ちの様子でした。)

インドネシア10
↑個性的な謎オブジェ。
コレは触ってはいけないので注意してください。(中に入ってぶら下がったりしたくなるよねー)

次の部屋(シアタールーム)で、インドネシアに関する映像作品をみんなで観るよ~、という流れになるのですが、時間調整のためかここで「8分まってくださーい」と言われ、結局20分くらい待ちました。
その間、離脱できる通路などはありません。(シアタールームに入らないと出口はありません)
次の予定が迫っている人(←私でした)は要注意!
インドネシア館では1時間くらい時間を消費する、ということは覚えておきましょう。

結局、シアタールームに入って映像が始まる前に出口からピューっと離脱したので、貴重な映像は観れずじまい…。残念!

パビリオン体験34【パソナ館(PASONA NATUREVERSE)】

予約時間になったのでパソナ館にやってきました!人気のパビリオンだから予約取れてラッキー!
さて、人でごった返している中、予約取れた人はスイスイと進めるんだろうな~優越感ハンパねぇー!
パソナ01
と、思うじゃん?あれれ?人少なくね?
な、なんと!予約なし枠でもそれなりにたくさん入場させている様子…。(予約の意味ョ)
まっ、いっか!他所は他所、家は家ということにしておこう。
それよりもアトムが先っちょに座ってるのがカワイイ(‘ω’)ノ

パソナ02
暗くなると外観の色が変わったりします。
これを見ているだけでもキレイだな~と幸せな気分になれます。

パソナ03
地層をイメージしたアート作品。集合体恐怖症の人は上の方を見ると身震いしてしまうかも…(;’∀’)

パソナ04
アンモナイトの化石たちが飾られています。
生で見ることってあまりないので貴重な体験!

パソナ05
めっちゃでっかいアンモナイトも展示されていました!
昔はこのくらいの大きさの生物が水の中で暮らしていたんだなぁ~と。
そう考えると生物の進化って凄いことだな、と思います。

パソナ06
ブラックジャックの手で生まれ変わったアトム=ネオアトムの誕生シーン映像。
みんな映像に釘付けでした!そりゃあのブラックジャックとアトムのコラボ映像ですし、真剣に観るのは当然ですかね。

パソナ07
お肌つやつやお目目クリクリのネオアトムさん。かわいいなぁ~。

パソナ08
はい、さてお次はパソナ館の目玉のひとつであるisp細胞でできたミニ心臓。
小指の爪くらいの大きさで、小動物の呼吸のようなスピードでトクトクと動いていました!
こういった技術が医療の未来を大きく変えていくのでしょうね。

パソナ09
なんかよく分からんけど、キレイだから思わず撮影しちゃいました。
何をテーマにしてるんやったかな?…忘れた(笑)

パソナ10
健康や生活に関するテーマの展示ブースがいくつかありました。
ロボットの脚部分をヒトに装着させて、その人が思うように動かせる(コントローラー等で動かすのではなく意識するだけで動く)機械のブースや、快適な睡眠を実現するベッド(この写真)を紹介しているコーナーなど、見ごたえがあるものばかり!

パビリオン体験35【エジプト館】

パソナ館でいろんな技術に触れて気分的に高揚している時は、多少の待ち時間も許せる!という事で常に行列ができているが、ずっと気になっていたエジプト館に並んでみることにしました。
エジプト01
私の前後で並んでいる人たちも「エジプト館やっと入れるー」と嬉しがっていました。
50分ほど並んで待望のエジプト館に入場!

エジプト館02
建物は二重扉になっていて、ここで寿司詰めになりながら、スタッフさんの注意事項を聞きます。

エジプト03
館内は四角い空間で四方に映像が映し出され、その映像をみんなで観ます。

エジプト04
エジプト!って感じの映像ですね。

エジプト05
最初は小さな点だったツタンカーメンが少しずつ大きくなってピカピカ光って寄ってきます!
この顔で寄って来られるのは正直、シュール以外の何者でもない…。
ちょっとコミカルな音楽も流れていたような、いかなったような。

エジプト06
このように側壁にもドドーンと映像が映し出されます。

エジプト07
部屋の中央にはこのように、ヒエログリフが書かれた黒いおおきな箱のような台が置かれています。

エジプト08
ザ・エジプトの映像が一通り終わったら、現代のエジプトが映し出されます。
今はこんなにも発展しているんだよ、といったアピールなのかもしれませんね。

エジプト09
ギザにある大エジプト博物館ですね。旅行会社のエジプトツアー紹介写真でよく見ますよね。

映像が終わり次の部屋に続く扉が開きます。
エジプトと言えばコレ!という展示物がずらっと並んでいるのかな?ワクワクが止まりません。
さあ来いっ!待っていたぞ!!

はい、しゅーりょーーー。うそん…?
まぁ映像は迫力あって凄かったけれどもさ。
これやと、日本でやっているエジプト展の方が、実物展示もあって見ごたえあるよなぁ。
こ、今回は映像で魅せるってのに全振りした、ってことにしておきましょう。

パビリオン体験36【セルビア館】

エジプト館を出たテンションで帰路につくのも何だか嫌やでなぁ…、と思いながら少し待てば入れそうなセルビア館(いつもはめっちゃ並んでるけど、20時40分くらいだったから列が少なかった)に入ることにしました。
セルビア01
この階段を登った先に入口があります。次のターンでは入ることができるかな。

セルビア02
セルビアについての説明が壁に書かれています。

セルビア03
大阪万博、セルビアのテーマは「遊びの社会」とのこと。

セルビア04
動くドット絵の壁のようなものがあり、この前で何かポーズを取ると、このドット絵も同じポーズを取ってくれるといった遊び。

セルビア05
耳を近づけてみると、何か聞こえる穴がある(何も聞こえない穴もある)という遊び。
このコーナーから少し進んだコーナーに、穴に向かって何かしゃべってみよう!な遊びがあり、そこで喋った内容が、ここにある穴から聞こえてきますよ、とのことです。

セルビア06
ビー玉コロコロしてみよう!の遊び。
スタート地点でリアルのビー玉を転がすと、そのビー玉は程なくして壁に入っていきます。
壁の中でこんな風にビー玉が動いてるんだよー、というのが壁にアニメーションとして表示されます。(ピタ○ラスイッチを見てるみたい)
ゴール地点の少し前で、再びビー玉が壁から出てきてリアルにビー玉がゴールする。
見るだけでなく、ビー玉をスタートできる(ポトン、と落とせる)のが楽しい部分なのかな。

セルビア07
コレがスタート地点のギミックですね。左手前にある丸い穴にビー玉を入れてスタート!

セルビア08
要約すると、遊びから得られるアイデアって大切よね!(って事にしといて下さい。)

セルビア09
画面を操作してアバターを作る(キャラメイクをするようなイメージ)遊びです。
合計3台あるのですが、アバターを作るのにみんな時間がかかるみたいなので、待てる人は是非作ってみてもいいかもしれません。
ただ、子供さんが多い場合は子供さん優先、みたいな雰囲気が出るので譲らざるを得ないかと。

セルビア10
みんなが作ったアバターが、この大きな画面に映し出されます。
わぁ~これ私作ったやつやん~!みたいな声が飛び交っていました。
小さい子供さんから大きな大人さんまで、みんなで楽しんでいる感が凄く出ていました。

セルビア11
先ほどのアバターのリアル人形が展示されていました。結構デカいです。

セルビア12
2027年の万博ではセルビアが舞台になるようですね。
遊びが人間にとって究極の力、と謳っていることから非常に楽しい万博になる事は間違いなさそうです。

セルビア13
セルビアの国旗の色をあらわしたデザインのビー玉をお土産として一つ持って帰れます。
たかがビー玉ですが、思い出がたくさん詰まった「されどビー玉」と言えるでしょう。

大阪・関西万博6回目の感想

6回目の万博では、行きたかったパビリオンをいくつか体験できたので収穫は大きかったです。
中でも、サウジアラビア、パソナ、セルビアを押さえられたのは嬉しいですね。
今後は、予約が取れにくいパビリオンが残ってくる(並ばないといけない)ので、1日に回れる数が限られてくる事でしょう。

それも含めて万博の醍醐味かと。

第6回目で体験したパビリオン

夜の地球 Earth at Night
実質的に石川(輪島)パビリオン

タイ
食べ物についての展示に全振り

サウジアラビア
雰囲気◎内容◎スタッフかっこいい

インドネシア
拘束時間長め(1時間くらい)

パソナ(PASONA NATUREVERSE)
結局予約なくても入れるんやん…

エジプト
映像に全振り

セルビア
コンセプトがしっかりした良パビ